朝ドラ『スカーレット』で無名ながら一気にブレイクした若手俳優「松下洸平」
ディーン藤岡以来のロス現象になりそうな勢いでとにかく松下洸平の演じた「八郎」という役が人気になりました。
それを機にきっともっともっとこれから活躍の機会があると確信しましたので今回は、彼についてたっぷり調査することにしました。
シンガーソングライターと俳優で二足のわらじ履いてます
引用元:https://mainichikirei.jp/article/20200228dog00m100011000c.html
では松下洸平について紹介したいと思います。
■Name: 洸平(こうへい)
■Birth Place: 東京
■Birth Date: 1987年3月6日 魚座
■Blood Type: A
■Favorite Artists: Boyz Ⅱ Men、Musiq Soul Child、久保田利伸、安藤裕子、秦基博
もともと家族が音楽大好き一家だったこともあり、幼いころから音楽と共に生きてきた松下。
一方で母親は油絵も嗜んでいた影響で幼い頃から松下自身も油絵を始めたそうです。
そんな彼は高校三年生の時、『天使にラブソングを2』を見て歌手になることを決めた
とか。
その思いから高校後は音楽の専門学校に進学した模様です。
この頃から少しずつ自分で作詞作曲を始めたようで。
シングル曲『STAND UP!』でCDデビュー。
松下のすごいところは、ただ歌を歌うだけではなく、自分の得意なこと「個性」を取り入れたパフォーマンスをするシンガーソングライターして活動を始めるのです。
それは、「絵を描きながら歌う」というもの。
幼少期、母の影響で習っていた油絵の技術をここで活かすことになるのです。
その後は、人気こども番組である『Beポンキッキ』のエンディングに松下の曲が採用されたり、絵を描きながら歌うスタイルに興味を惹かれた人が続出で出す曲出す曲、PVが注目されるなど歌手として順調に知名度を上げていきます。
テレビ情報誌で連載が始まったりもしました。
そうして音楽活動が板についてきた2009年ごろから舞台を中心に役者としての活動もはじめることに。
『GLORY DAYS』というブロードウェイミュージカルで舞台デビューを果たします。
松下洸平のスタンスとしてあるものは以下のような思いです。
自分の声で、手で、演技で、みんなに伝えたい想い。
洸平はいつも日々の生活の中で感じた事を曲や絵にのせて表現している。
はじめは歌手になりたいという思いでペインティングシンガーソングライターという肩書きで歌を中心にやってきましたが、(この時は「洸平」名義で活動していた)
舞台に立ち始めた頃からじょじょに歌手よりも俳優として頑張っていきたいという思いが芽生えるようになっていったとのこと。
その思いから2010年に『キューブ』という芸能事務所に移籍して歌手業を一時休止して俳優として活動していくことに。
(移籍を機に芸名を本名の松下洸平に変更)
2012年、舞台から飛び出し初めて地上波のドラマに出演します。
その作品が『もう誘拐なんてしない』という大野智主演のフジテレビSPドラマでした。
その後、ドラマ・映画・CMなど多方面に活躍をしていき、じょじょに歌手業も復活。
こうして俳優と歌手と二足のわらじを履き活動していくことになるのです。
とこのように歌手に俳優に充実した活動を行なっていたにも関わらずまだまだ無名といっていいレベルの知名度だった松下洸平。
(いままで50本以上もの作品に出ていたにもかかわらずです)
しかしやっと2019年に転機は訪れます。
役者としては一度は絶対出演したいと言われているNHKの朝ドラにまさかの大抜擢!!
実はこれまでもオーディションを何度も何度も受けてきましたがことごとく落ちてきました。
しかし今回悲願の合格。
しかも、ブレイク確実と言われるヒロインの相手役という抜群に美味しいポジションです。
割とすでに有名になっている俳優が務めることが多いポジションですが、『ひよっこ』という作品では当時無名だった磯村勇斗が相手役をつとめ、一気に大ブレイクを果たし、今は人気俳優として活躍を見せています。
松下はおそらくその時よりも上の反応がある印象。
というのも『あさが来た』という作品で人気があったにもかかわらず惜しくも亡くなってしまったディーン藤岡の演技に対し、「沼」という言葉が流行った以来、松下もまた役名の「八郎」にかけて「#八郎沼」などとつぶやかれ放送後、大反響が起きました。
この現象によりただいま大ブレイク街道を順調にちょうど走っている最中です。
ちなみに朝ドラのオーディションはこれまで落ち続けていたため、今回のが最後と決め、また不合格だったら俳優活動は舞台に全てを捧げるつもりで行こうと決めていたようで。
いつもは書類審査で落ちたりもするので、結果が早くくることが多かったそうですが、今回はかなり待たされたとのこと。
なので迷っているのかなと思ったものの、落ちたのかなとネガティブな方向に考えてもいたようで。
それでもとにかく信じて待っていたところ『母が暮らせば』で獲得した賞のお祝いパーティを事務所の社長が開いてくれた際、社長から「朝ドラのオーディションについて発表があります。ヒロインの相手役で合格しましたので頑張ってください。」と言われたそうな。
そこで合格したこととしかもヒロインの相手役という最高に美味しいポジションを獲得したことを知り、大変感動したそうで。
いろいろ乗り越えなければならない課題もあったそうですが、全部クリアして見事に結果を出したところ、すごく素晴らしいと思いました!
2020年も予定がしっかり決まっており、原田眞一監督主催のワークショップで気に入られ、初めて時代劇に挑戦することが決まってます。
また4月と5月にソロライブを開催し、歌手活動を本格始動することに。
(の予定でしたが、コロナウィルス流行の影響で一時足止めを食らっている模様)
『スカーレット』の八郎が人気になった訳とは
引用元:https://komura55.com/actor/5998/
引用元:https://www.utaburo.com/『松下洸平』関西弁が上手い理由とは?東京出身/
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=51rtHKbKt8s
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZKxYQv9txxw
さきほども書きましたが、松下はオーディションで八郎役を獲得し、一気にブレイク街道をひた走っています。
昨今の朝ドラは特定の役のオーディションではなく、朝ドラに出演したい人がオーディション会場に集合し、特に役の定めはなくその人を見定めて作品にふさわしいかどうかを判断するスタイルが主です。
台本や役がその時点でまだできていなくても先にこの人が相手役という風に決め、その人のための役を当て書きしてストーリーにあてはめていくようで。
ですが、今回は実在の人物の話であるので、いちおうモデルとなる人物がいます。
そのため、その人に近い人をオーディションで選んで脚色をして八郎というキャラを作ったのかもしれません。
神山易久(こうやまやすひさ)さんという人物です。
喜美子のモデルとなる「清子」さんと結婚しますが、弟子の女性と泥沼不倫の末離婚してしまう人です。
易久さんももちろん陶芸の才能に溢れた方ですが、清子さんに勝てないという気持ちから常に彼女へ劣等感と嫉妬を強く抱いていたとか。
しかし清子さんは全くそんな感情はなく夫婦で頑張っていきたかったみたいです。
でもいつも賞をとるのは清子さんで易久さんはとにかく清子さんのじゃまをしたとか。
それをドラマでどう描くのかと思いきや、思いの外ドラマのなかの八郎は良い人、誠実というイメージが強かったです。
しかし、離婚した後でもずっと喜美子に未練があるのか家に頻繁におじゃましにくるところでは怒っていた視聴者も多かったとか・・・。
結局は「#八郎沼」を生み出してロス現象をつくるぐらい人気を得たキャラになりましたが。
松下洸平のどこを見てこの役をやらせたのかはわかりませんがスタッフ的には誠実なキャラにしたかったというのは伝わってきます。
そのために松下洸平を選んだのだろうと。
八郎がここまで人気になった理由は、誠実なキャラ設定だけでなく、松下が演じた「男らしさ」の部分です。
キスシーンや喜美子が告白するシーン、泣く喜美子を無言で励ますシーンなどすごく頼りになるし、男身のある役でもあります。
そういった部分が主に女性の視聴者のハートに矢をつきさしたとか。
ちなみに「八郎ロス」が確定したのは2人の離婚が確定するエピソードが流れた106話以降からとか。
初登場から徐々に人気上げていき、順調な人気を獲得してきたころ、東京出張に八郎が出かけたことで2日、八郎が出ないドラマが展開されていき、それだけで「ロス」が広まりました。
その後戻ってきますが、117話で離婚してしまった時、絶望に陥るファンも。
この作品はモデルになっている人物がいるので、離婚するとわかってはいた視聴者がほとんどでしたが、実際の話と台本がかなり違う場面も多かったようで「八郎と喜美子は永遠にラブラブなんじゃないか」という妄想もあったようでショックをうけるファンが多かったようです。
ですが、離婚してもお互いにまだ好きで未練を抱いているという描写もありました。
「八郎のいないスカーレットは見ません」という人がいるほど、八郎に心を掴まれた人が多かったようでかなり影響力の高い役だったことが伺えますね。
実は結婚している?戸田恵梨香と熱愛か?
松下洸平は2o2o年4月現在、33歳でもう結婚していてもおかしくはない年齢です。
なので結婚しているかなとも思ったんですが、実は独身。
戸田恵梨香と熱愛かと言われたことも。
スカーレットでは夫婦役ではありましたがインスタなどでも仲睦まじい様子がアップされたり、番組のメイキングなどでもすごく仲良しな様子が映されていたことが多かったことからファンが希望の意味も込めて「結婚してほしい」などという願望を見せていたようで。
実は2019年10月、一緒にお酒を飲んでいたところを週刊誌に撮られたことがありますが、他にも3人スタッフがおり、松下洸平も隠す様子もなく普通に堂々とした感じで写っていたので「友達なんだ」みたいな印象で終わりました。
それ以来一切撮られたことはないのでおそらく戸田恵梨香とは熱愛とは至らなかった様子。
おそらく現在は彼女もいないものだとされています。
母親が話題になって・・・
松下洸平について調べていると「母親が何気に有名である」という事実にたどりつきました。
さきほど松下が絵と歌を融合させて活動している原点になっているのは母親が油絵を嗜んでいたからと紹介しましたが、実は油絵の画家をやっています。
そしてそれだけではなく、その昔ボディービルダーとして活躍していた過去もあるようで・・・
ボディビルダーとは驚きですね。
女性ですしね。
松下洸平は母親に子供のころから絵を習い、高校も美術の専攻がある学校に行ったとか。
彼にとっては間違いなく人生に大きな影響を与えてくれたひとりのようですね。
ちなみに松下は三人兄弟の真ん中で出身は東京です。
『スカーレット』のイメージが強く関西弁だったので、関西出身とよく勘違いされていたようですが、バリバリの関東人。
ということはドラマのために相当頑張って勉強されたんだろうなと感慨深くなりました。
未来は明るい理由・・・
引用元:https://news.nicovideo.jp/watch/nw6649746
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YYZJJUz1tNQ
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qxoiusxFxac
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=3s4qOTA6XLU
個人的に思う松下洸平の魅力やすごいところは「どんな時でも2足のわらじを履く思いがブレない」ことです。
そしてそのどちらも「本気」で挑んでいること。
やや役者としての水準が高めですが、もともと志していたシンガーソングライターの夢も決して諦めた訳ではなく、今はコロナウィルスの影響でライブができなくて活動はできていないけれど、本人としては今の勢いを味方にしてもう一度歌手としても輝こうと頑張っているとところの様子。
夢を貪欲に持つことは素晴らしいことだと思います。
今後どのように展開していくはわかりませんがひとつ言えるのは『スカーレット』で起きたロス現象のおかげで間違いなく俳優としての依頼が増えるであろうということです。
年齢面でやや遅咲きではあるかなと思うところもありますが、30代前半だしまだまだ需要はあるはず。
いままでは舞台中心でこれからも舞台での活躍ももちろん期待していますが、かなりの数のファンが増えたことだし、もっとドラマや映画の出演が増えるとうれしいななんて感じています。
役にもよると思いますが朝ドラでブレイクできたというのは松下にとって間違いなく大きなステイタスになったことでしょう。
なぜならば朝ドラは老若男女様々な世代に見られているから。
なので今後の役にもよるかもしれないですが、活躍次第で十分もっともっと飛躍していけそうな存在で期待しています。
ブレイク前にすでに50本以上の作品に出演していた実績もありますからすごく貫禄もあるし、そういった面も大きな魅力になっているのではと思います。
頑張れ八郎さん。笑