2005年から『ドラえもん』のジャイアンの声優を担当している木村昴。
ドイツ人と日本人のハーフの彼は子役から声優という道に入り、現在はラッパーとしても活動しています。
そのラッパー活動が今、話題になっておりじょじょにブレイクしてきている木村昴。
今回はそんな彼に期待をこめて詳細をたっぷり調べてきましたのでお楽しみいただければ幸いです。
ジャイアンとの出会いが人生を変える
引用元:https://twitter.com/giantsubaru
父はドイツ人、母は日本人という家庭で育ったハーフの木村昴。
そのため、ドイツ名と日本名の両方を持っています。
日本名は木村昴(きむらすばる)ですが、ドイツ名はスバル・サミュエル・バーチュと言います。
そんな木村昴のプロフィールがこちら
誕生日 6月29日
出身地 ドイツ
血液型 O型
趣味・特技 英語、ドイツ語
引用元:http://www.atomicmonkey.jp/jp/archives/talent/kimurasubaru
7歳の頃までドイツで暮らしていましたが、その後は日本に移住してきます。
その際、「劇団日本児童」(現在は「株式会社山王プロダクション」となっている)に所属し子役として活動を始めます。
デビューはミュージカル『アニー』のバックダンサーという大抜擢に始まる木村昴。
そんな彼が注目されたのは羽賀研二のものまねでした。
小学生の頃にものまね番組に出演し披露した羽賀研二のものまねのクオリティの高さが話題となり出演者全員が度肝を抜かれていたそう。
そのことからミニミニ羽賀研二という名前で番組にサブレギュラー?として出演するようになりました。
ミニミニ羽賀研二www
夜もガキ大将wwwwwwwwwwww
木村昴ネタ持ってんなぁ〜 pic.twitter.com/RcxNNefw23— くーゆ@ハゲが進行した (@korizukenoBBA) February 20, 2020
引用元:https://twitter.com/korizukenoBBA/status/1230483162934853635
そんな彼は中学生の時、運命を大きく変える出来事に出会います。
それはドラえもんのオーディション。
2005年、出演者の過半数が高齢化していることなどが理由で主要キャラの声優オーディションが大規模に行われました。
このオーディションは声優以外の方でも参加できるものだったため、この役を勝ち取ったらみんなに自慢できるなんてやましい気持ちから(笑)声優経験などほとんどなかったにも関わらずオーディションを受けることにしたのです。
そんな中、まさかの大抜擢。
きっと本人が一番驚いたことでしょう。
しかしながらなんと本当に大勢いた参加者の中からオーディションをしたスタッフからの圧倒的な支持によりダントツでジャイアン役に抜擢されたそうです。
それ以降は学校の先輩や後輩に「ジャイアン」や「ジャイアン先輩」などと言われるようになったそう。
第一代目のジャイアン役を長年務めていた声優の”たてかべ和也”は二代目のジャイアン役が決まったらその人と一緒にお酒を飲みに行くという願望をオーディション開始時に構想していたそうなんですが、選ばれたのはなんと中学生の少年。
正直ちょっとがっかりしたみたいです。笑
でもその気持ちを知った木村は、20歳になったら必ず一緒にお酒を飲みに行くことをたてかべに直接約束したとか。
たてかべも高齢だったけど木村とお酒を飲みに行くため頑張って生きようと誓ったのでした。
2014年に晴れてその夢は達成されます。
ですが、その次の年にたてかべは死亡してしまい、木村昴は自分のツイッターに哀悼の意をこめてメッセージを書き連ねたんだとか。
木村はもともと役者としての道を志すため役者としてがんばってきて、その中での1つの仕事としてジャイアン役をいただいたので、声優として活動するみたいな意識では始めはなかったそうです。
ジャイアンONLY俳優からジャイアンも演じれる声優に
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/12758629/
長い年月をかけてジャイアン役をやっていましたが、師匠と自分の中で呼んでいた人気声優の関智一からのアドバイスで劇団を立ち上げ活動していました。
しかし劇団で活動することに限界を感じていた頃、『輪るピングドラム』という作品のオーディションがあると聞きつけ、この状況を論破できるかなと受けることを決意。
だったのですが、長いことジャイアンだけをやりすぎてしまったこととジャイアン役しかやったことなかったこともあり、何を演じてもジャイアンにしか聞こえないと監督から怒られてしまう始末。
それを治すため自分なり訓練を積んでなんとかオーディションを受けたところ、ジャイアン以外を演じることができるようになったそうです。
そのほか、立川志ら乃の弟子としてアマチュア落語家としても活動しています。
木村昴の家族がすごい?
実は父親はオペラ歌手で母親は声楽家という音楽に囲まれた家庭に育ちます。
父親は「ヨズア・バルチュ」という人物との噂が。
この方はたくさんの舞台やコンサートで声楽発声法をドイツ語やラテン語で日本で活動する若手の歌手に指導するなどしていた経験もあり、現在は武蔵野音楽大学の准教授も勤めているとか。
なぜこの人物が父親とされているかというと1997年に東京に拠点を移したとの経歴があるので、その時期はちょうど木村昴が日本に移り住んだのと同じこと、ドイツ人、声楽家というころからもしかして父親なのではとかねてから噂はあったようで。
その後、木村昴が2020年の3月26日に『徹子の部屋』に出演した際に父親の名前を公開したため、この方が父親ということが発覚したみたいです。
しかし『徹子の部屋』出演時に「母子家庭で育ちました」と発言していたことから木村昴が日本に家族とともに移住した後、両親が離婚をし、母親が子供をひきとった形なのかなと思われます。
引用元:https://aiulog.com/kimuraasuka/
そして「木村飛鳥」という妹もいるのですが、「ブロードウェイの舞台で歌いたい」という夢があったそうで、現在は歌を軸にミュージカル女優などとして活動されているようです。
以前、観に行ったミュージカルでたくさんいる人の中から選ばれた人が俳優さんと一緒に歌えるという企画に選抜され、ステージにたった経験があります。
そしてそれがきっかけでニューヨークに留学したそうです。
ちなみに木村昴は妹のことを「我が家のジャイ子」と呼んでいるよう。
ヒプノシスでラッパーやってます
いよいよ新連載!#ヒプノシスマイク 公式コミカライズ!
4/10マガポケでの連載スタートを前に
特別先行読み切り掲載!#マガジン 19号発売中! pic.twitter.com/c2q1KBMSr8— 週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) April 8, 2020
引用元:https://twitter.com/shonenmagazine1/status/1247767274330587139
木村昴がブレイクのきっかけになったとされるのが「ヒプノシスマイク」というもの。
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛ける男性声優18人による音楽原作キャラクターラッププロジェクト。通称「ヒプマイ」。 当初は4チームで12人だったが、2019年9月7日・8日に開催された4th LIVEにてメインキャラクターが18人となり合計6チームとなった。
このプロジェクトのリーダーとして活動している人物こそが木村昴なのです。
プロジェクト立ち上げ時、無名だったにも関わらずYouTube急上昇ランキングでいきなり3位に浮上するという快進撃を見せたのでした。
ニコニコ生放送でヒプノシスマイクの番組を放送したりもしていますが、この番組内では視聴者もリリックを投稿したりすることもできるみたいで、この参加型スタイルがウケて根強い人気を獲得している模様です。
また楽曲作成には有名なラッパーも参加しているみたいでそのことも人気につながっていると思えます。
2018年11月には『MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼』というアルバムでオリコン1位に初めて輝くなどとにかく大躍進。
2019年には『声優アワード』で歌唱賞を獲得するなどその人気は現在も持続中です。
その後、新メンバーが発表されるなどしてますます盛り上がっている様子。
ちなみにヒプノシスマイクのストーリーはこちら
武力による戦争が根絶され、女性が覇権を握るようになったH歴。男性を完全排除した中王区(ちゅうおうく)と呼ばれる区画で、女性による政が行われるようになった。そこで定められたH法案により、人を殺傷するすべての武器の製造禁止、及び既存の武器の廃棄が命じられた。しかし、争いは無くならない。争いは武力ではなく、人の精神に干渉する「ヒプノシスマイク」にとって代わった。このマイクを通したリリックは、人の交感神経・副交感神経等に作用し、様々な状態にする力を持つ。
男性は中王区外イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、シンジュク・ディビジョン等の区画で生活をしている。各ディビジョン代表のMCグループは、争いに親和性のあるラップを使ってバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたテリトリーバトルが始まる。
ストーリーに熱中しつつ、声優自身も応援するというスタイルがとても好感を得ているのかもしれませんね。
今後、どのような展開になるのか楽しみです。
ナレーションでも話題です
木村昴は『天才テレビくんhello,』という番組でナレーションを務めることになり話題に。
木村自身もこの番組のファンであったことからナレーションを通して番組のサポートをすることがすごく嬉しかったそうです。
そのほか2020年3月19日に放送された『スルーできない100人アンケート 『任意同行』願えますか?』(日本テレビ)という番組でナレーションを務めました。
それから少しずつではありますが、ナレーターの仕事が増えてきているそうで、これからもいろんな番組で木村昴の声が聞けることでしょう。
【木村昴、新しい天てれ】
ナレーション、担当です。
あ!アイツだ!…ジャ……まさか、いや、そうだ。恐竜だけじゃない「新」でございます。
4月から「天才てれびくんhello,」です。
天才てれびくんhello,
4/6(月)午後6:20 #Eテレhttps://t.co/mQ1lxYiA8R pic.twitter.com/e0qDyQrgMY— NHK広報局 (@NHK_PR) March 26, 2020
引用元:https://twitter.com/NHK_PR/status/1243026258767855616
木村昴の今後はどうなる?
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bKJCZAyHtc4
ラッパーと声優という新しい世界を開いた木村昴。
まだまだブームはこれからのような気もしますが、これからもその独自の世界を広げて唯一無二の存在として光り輝いて欲しいです。
木村昴といえばやはりイメージとしては「ジャイアン」が根深いですがそれだけにとどまらない武器を手に入れたことは大きいと思います。
元は俳優を目指していた彼が今は声優→ラッパーという次々と可能性を見つけている姿勢も素晴らしいと感じます。
そしてラッパーとして注目されてきていることでテレビなどのメディア出演も増えてきている様子などでこれからもっとヒプノシスラップが浸透していけば更なるブレイクも期待できる予感さえあります。
これからどんな進化をしてどんな表情を見せていってくれるのか大変楽しみですし、期待していますよ。