2019年4月から半年間、大人気を博していた朝ドラ『なつぞら』のメインキャストとして出演し、一気に日の目を見た福地桃子。

実は彼女は、哀川翔の娘でした。

演技には定評の声もあるなかで、所詮は親の七光りと冷たい声を浴びている現状。

今回は、そんな福地桃子の今後のブレイクの可能性も含め、たっぷりと調べてみました。

福地桃子の家族は芸能一家でさあ大変?

引用:https://geronhaita.com/actress/5506/

生年月日 1997年10月26日
出身地 東京都
身長 153 cm
血液型 A型
職業 女優・タレント
ジャンル 映画・テレビドラマ
活動期間 2016年

引用元:https://hibiomo.com/8518.html

哀川翔と女優の青地公美の間に産まれた福地桃子。

(※哀川翔の本名が福地翔なので、彼女は本名で活動してます。)

3歳から中学に上がる直前ぐらいまでずっと哀川翔のVシネマの撮影に同行し、演技の研究をしていたとのこと。

なので、その時すでに「女優になりたい」と思っていたのでしょう。

そんな彼女に突然の転機が現れたのは2014年。

福地桃子、17歳の時です。

哀川、青地、両名と親交にあった映画監督の香月秀之の希望により、『借王シャッキング〜華麗なる借金返済作戦〜』という当時、哀川翔が主演で撮っていたVシネ作品に出演することに。

しかも哀川翔演じる主人公の娘役としての出演でした。

とはいっても演技超ど素人だし、まだ芸能人でもなかったので、ほんのチョイ役での友情出演っていう感じでしたが。

それでも、撮影してたクルーから絶大な高評価を得た福地桃子。

この作品に出たことで、ただの憧れだった父の背中を本気で追う決意を固め、芸能事務所に所属することを決めます。

ただ、福地桃子としては、芸能界入りしたことで「哀川翔の娘の女優」みたいなレッテルを貼られることは正直嫌だったそうです。

そのため、父とは関係ないそして「女優」を数多く輩出してきた事務所を探します。

最終的に選択したのは、川島海荷・宮沢氷男・羽田美智子・吉川ひなの・菊地亜美など数多くのバラエティに富んだ芸能人が所属する大手の「レプロエンターテイメント」

女優じゃない人もたくさんいるとは思いますがなぜこの事務所だったのか。

決めたきっかけは、女優として憧れている新垣結衣が所属しているから。笑

そんなこんなで2016年の2月に事務所に所属するとその年の10月に同じ事務所の先輩である中村蒼主演ドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』に出演。

この作品が福地桃子のデビュー作になります。

中村蒼のバーターのような出演ではありますが、大手事務所だからこそできる抜擢の仕方は素晴らしいなと感じました。

2018年になると一気に出演作が増え、『あなたには帰る家がある』『チア☆ダン』と2クール続けてドラマ出演。

2019年ではさらに転機が訪れます。

なんと念願の主役を務めることになった『あまのがわ』で頭角を表したかと思えば、ずっと落ち続けていた朝ドラのオーディションに合格し、『なつぞら』で主人公がお世話になる家の娘(地の繋がってない妹)を演じることになります。

そのことで一気にお茶の間に名を知られることとなるのでした。

兄姉みんな有名人

引用元:https://www.oricon.co.jp/news/75569/photo/1/

芸能人なのは、親だけではありません。

福地家の次女として生まれた女優の桃子ですが、長女MINAMIはバンドグループcossami(コッサミ)のメンバーとして活動中。

アニメの主題歌に起用されたこともあり、エンディングと挿入歌を歌っていたこともあります。

(獣の奏者エリンという作品)

長男は一般で、次男の多賀英助さんは青地さんの前の旦那の子なのですが、ガールズバンド
『SCANDAL』のマネージャー兼『キティグループ』の子会社で社長をやっています。

(父親がキティグループの社長)

引用元:https://芸能人子供総まとめ.com/2017/06/22/post-1445/

桃子と本当に血がつながっている唯一の兄、三男はデザイン学校出身の一般人ですが『とんねるずのみなさんのおかげです』に出演した経験などもあり、”哀川翔の息子”として一般人ながらたまーーーーにテレビ出演することもあるみたいですね。

書かせていただいたとおり、哀川翔の実の子は、桃子さんと三男だけですが、哀川翔は連れ子という表現が嫌いらしく、「全員俺の子だ」と言っています。

そのため、全員を平等に厳しいルールやしつけの元で育ててきました。

『「親が子を引っ張る」それが子育て』というルールのしつけだったそうですが現在子供全員がそれぞれの夢に向かって全力で頑張っているにはまさに哀川翔のオレ流しつけがあったからかなと個人的には感じました。

哀川翔の娘であることを公表

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LDiFZW10tjc

隠しておきたいという意思だったようですが、事務所に売り出すための手段として説得させられた?のか結局公表することとなります。

その番組が、2017年5月に放送された『良かれと思って』というバラエティ番組です。

この番組への出演を機に親子でのバラエティ出演の依頼が急激に増え、『あいつ今何してる?』や『踊る!さんま御殿』など大人気番組に立て続けに呼ばれることに。

しかしそのことで案の定、懸念していた事態は起きます。

世間から「福地桃子」としてではなく「哀川翔の娘」という認知をされすぎたということです。

どこに行っても娘という扱いしかされず親の七光りとして見られ続けること。

しかも母は、「青地公美(あおちくみ)」で彼女もかつては大女優として活動していた方であるため、そういった邪な目で世間から見られてしまうことは避けれないことではありましたが。

(※ちなみに青地公美さんは現在、哀川翔さんの所属事務所のマネージャー兼社長を務めています。)

芸能界に行くということはそういうことだと覚悟は少なからずあったんではないかとは思いますしね。

実は哀川翔さんは5人のお子さんがおり、うち3人は奥さんの連れ子なんです。

したがって実の子供は三男と次女だけ。

つまり福地桃子さんは実の娘ということになります。

それゆえに引くほど(笑?)溺愛しているそう。

娘が芸能界に興味を示して、女優の道を進もうと決めた時には関係者に必死になって娘を売り込んでいたという噂もあったみたいです。

(噂というか事実?)

朝ドラに出たくて奮闘した日々

引用元:https://www.oricon.co.jp/news/2110369/full/

朝の連続テレビ小説『なつぞら』で柴田夕見子役をつかんだ福地桃子。

ですが、実はその前にもどうしても朝ドラに出演したくてオーディションを受けていました。

『わろてんか』『半分、青い。』のオーディションを受けるもことごとく落選。

福地桃子のなかでは、「朝ドラ出演こそ、女優としてのモチベーションを保つものとなる」という考え方だったそう。

そのため、合格するまで受け続けるつもりで挑んでたみたいですね。

『わろてんか』のオーディションに落ちた時、「朝ドラに出れるようになるまでオーディションをずっと受ける」と決めたそうなんです。

気合いが入りすぎていままで空回りしていたことに気づいた福地桃子。

なつぞらオーディションの際、「朝ドラはその場の空気で演技が生まれる舞台のようなところだから”取り繕わない自然な私がいいんだ」と本質に気づきます。

そして無理に着飾ることをやめ、今の福地桃子を見せていくぞと決めて挑んだとか。

未熟な部分にもどかしさを感じていたこともある福地桃子だったみたいですが、その未熟さこそが自分の武器だと思うことができ、見事に合格。

しかも「なつぞら」だったことに本気で喜んだそうです。

というのも、母親の「」は北海道出身のため北海道が舞台になっているこの作品に、しかも北海道組のメンバーとして出演することは自分にとって大きな意味と縁を持つと感じていたとか。

朝ドラでは演じる役者に合わせて役をあてはめてイチから作っていくこともあると聞いたことがあったのですが、(『ひよっこ』なんかはまさにそうで、役者を決めてから役をオーダーメイドのように作った)今回演じた夕見子という役は福地桃子と「正反対」な役だと本人は語っているようで。

ですが、「正反対だからこそよかったのかもしれない」と福地桃子は語っているみたいです。

似ている役だと考えとかが大体わかりますが、正反対だと全然わからないので演じれば演じるほどどういう役か知れるところが好きだそう。

なので、やればやるほどにどんどん夕見子が好きになるそうで、その感覚がたまらなかったみたいですね。

ただ福地桃子的には、「どうして正反対だったのに私を夕見子に選んだのだろう」といまだに疑問に思っているようです。

ですが、この役のおかげで自分が成長していき、女優福地桃子としてとっても大切な役になったとのこと。

チャンスはどこに転がっているかなんて本当にわからないなと改めて感じました。

福地桃子の『なつぞら』での活躍をプレイバック

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=HiwSAP2gCg0

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=W8I8QpV8AtI

福地桃子は、なつがお世話になる柴田家の長女「夕見子」役でした。

最初はなつに対してあたりがきつい夕見子でしたが、決して毛嫌いしてとかではなく、どんどん回が進むにつれ本当の姉妹のようにわかりあっていくという役所でした。

子役の荒川梨杏から引き継いでの登板でしたが、視聴者からは「子役の子がまさにそのまま成長したみたい」と絶賛されたことも。

悪い子ではないのですが、言いたいことをズバズバなんでも言ってしまう性格から人と衝突してしまうこともある彼女を表情なども巧に使いながら見事に演じあげていた福地桃子。

演技経験が決して多いわけではありませんが一気にお茶の間の心を掴みました。

「18で結婚することが、そもそも女の意思っていえるのか?」と首を突っ込むと「18だったら十分お嫁に行く年だべさ」と会話に入ってきた母・富士子に対し、「それ。母さん今、つまんないこと言った」とかみつく夕見子。

そして、「いいですか、皆さん。女が子どもを産んだら母親になる。これは当たり前の話。したけど、その前に誰かの妻になる。よそのうちの嫁になる。自分ではない、他のものになる。そういう固定観念を生み出しているものを疑わなければ、女はいつまでたっても自由には生きられないと私は言っているのです」と持論を展開し、「もういいでしょ」というなつに対して「だめだ、もっと普通を疑え、なつ」と力強い言葉を残した。

引用元:https://thetv.jp/news/detail/196629/p2/

福地桃子は、物語の中で「夕見子のポジション」とやらをちゃんと理解して演じているなと感じることが多々ありました。

たくさんいる豪華出演者の中、子役のころからひときわ力を放っていた夕見子。

間違っていると感じたことはたとえ親であろうと容赦なく噛みつきます。

そんな彼女はもやもやするストーリー展開を時にズバッと切ってくれることもあり、視聴者としては「最高に気持ちいい」と感じていた人もいたみたいで。

そういう天性の勘?で演技をできるのって一種の才能なんじゃないかなと個人的には思いました。

今後はどうなっていくのか。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LYVMoHWEghU

現在、福地桃子はドラマや映画だけでなく、父親抜きでバラエティに出演したりなど基本は女優なのですが、タレントのような活動も多少行っている模様です。

あくまでも女優として出演作品の宣伝としてバラエティに出ているといった印象なので、「タレント業」はいわばひとつの手段にすぎないと思っているような気がします。

父親の存在を世間に堂々と公開しているので、これからもいろんな意味で父親を利用していくのではないでしょうか。

利用というと良い風には聞こえないかもしれませんが、ある意味では父親をうまく使うことで今後の大きなブレイクにもつながると思いますし、それでいいと思います。

福地桃子自身、始めは抵抗があったものの今では胸を張って「哀川翔の娘」だと言っているのでいろんな意味で開き直っている状態なのかもしれませんね。

この世界で生きていこうと決めた時に、父親という存在を背負うことも決めたようですから、人によっては”親の七光り”によりバッシングされるのを極端に嫌う方もいますが、彼女にとってはプラスでしかないのかもしれません。

それってなんだか素敵だなと感じています。

ただ、なんでもかんでも父親を頼りすぎると逆効果な気もするので、いいように使うとこは使って、あとは、誰にも文句を言わせない実力を身につけて本当の意味での人気女優にはいあがっていけばいいのではと思いました。

将来は、哀川翔の娘、福地桃子ではなく、福地桃子の父、哀川翔と言われる時代がきますように。